前職の話と働くということ
もがです。
ちょっとまじめな話をします。私の前職のお話です。
私の前職は、結構固めの仕事でした。私は基本的に働くことが好きです。実家から離れ遠方で働きだして、周りと協力し、助け合いながら働いた経験は今でもかけがえのない思い出です。
でも働きだすと徐々にほころびも出始めるんですよね。正論ではいかない部分というか。私の仕事は、税金で給料をいただくものでした。だから常にいかに残業せずに、時間内にどれだけ多くの業務を終わらせるかを意識しました。でもそうじゃない人もいっぱいいる。頑張れば頑張るほど、どんどん膨らむ仕事、でも時間内に終わらせたい。
気付けばどす黒い感情が心の中に積もっていきました。人と比べても意味がないのに、業務量と就業時間を比べたりして。あの頃の私は本当にちょっと病んでた。当然私生活もなんだかうまくいってなくて。仕事から帰って、ご飯を作る気力もない。コンビニのご飯をほうばっていると、胸が詰まって泣きながらご飯食べてたなあ。
子育てをするようになって、改めて思います。人って暖かいな、人っていいなって。頼ることは悪いことじゃないなって。そして雑談する時間も惜しんで、仕事をしてた自分を思い出します。もっと肩の力を抜きなよ。いいんだよ。
あの頃の私は、気付けなかった。いっぱいいっぱいになって、一人でどんどん殻にとじこもった。仕事の合間に実家に帰省して、母に「あんた顔つきが変わったね」と言われたこと。あのときどんな険しい顔をしていたんだろう。自分なのに自分でないような、毎日忙しいのに、灰色の空っぽのような気持ち。
その後、奇跡的に長年つきあっていた旦那と結婚して、旦那の転勤で仕事を辞めることになりました。名残惜しかったけど、私には良かったのかもしれない。
また働きたいです。そして次はどんな風に働こうかって思います。
次はいい顔をして働いていたい。そう思います。
きっと、あの時があるから、今があるんだと思う。
あなたはどんな顔をして働いていますか?